中学生の頃、スポーツの出来る男子や運動部の男の子は大変モテていた印象があります。
学問が出来るよりもスポーツを一生懸命頑張っている男子が女子からは人気でした。
しかし、私のクラスの人気男子は少し違っておりました。
勉強が出来る訳でも無い、スポーツをしている訳でも無い、見た目は派手な(チャラい)のに、クラスの大半の女子は、その男子を好きでした。
理由は、見た目は派手なのに、話してみるとおっとりしていて、声が小さく、言葉遣いも優しいのです。
中学生の頃は、大抵派手な男子は派手な女子と仲が良いのですが、その男子は男女問わず誰とでも仲良くする人でした。
しかし、特定のグループには所属せず、誰とでも分け隔て無く仲良くする人でした。
その男子はいつも一人で絵を描いており、その絵がプロ並みに上手かったです。
見た目は派手なのに、誰にでも優しく、特定のグループに所属しない、絵が上手、といったミステリアスな雰囲気が、女子からは人気だったのだと思います。