2012年8月1日水曜日

大津市いじめ暴行事件の加害者実名さらしの抑止力という考え方に関して。

インターネットの実名晒しを抑止力と考えた…私もおりました。
ライブドアのネットリサーチで「いじめ加害者の実名晒す行為は違法だと思う?」という質問がされ、「思わない」が84.4%、「思う」が15.6%となった。

 この判断をするにあたり、提示されたのはBLOGOSに掲載された「大津市の中学校で起きたいじめの加害者の実名をさらす行為は違法性があるのか 」という記事だ。この記事では弁護士が名誉棄損罪が成立し、損害賠償責任を負う可能性について言及した。記事執筆者は「違法性はあるが、再調査の実現に繋がったと見る向きも」という問題提起をしたうえで投票が開始したわけだが、「思わない」が84.4%で、あまりにもひどいいじめの場合、名前が出るのもやむなし、と考える人が多いようである。
http://yukan-news.ameba.jp/20120729-74/
【定型文】 私は、小学校、中学校の時に、いじめの加害者にもなり、被害者にもなりました。加害の部分は、女子への容姿などを理由にした悪口や陰口などです。被害の部分は、小学校の時は暴力などです。1対多数になったことはないです。中学の時は、サブカル嗜好や運動面が劣っていることでバカにされたり暴力を受けたりしました。仲間はいました。

大学院の時は、修了に絶望して、自殺しそうになったことがあります。結果、留年を交えて、修了はしました。社会人の時にも、色々ありました。

この文章は、「いじめ」問題を語る時に、定型文として使っております。記事にしている問題に関する、私の背景を知ってもらうためです。理由のない興味本位じゃあないことを知ってもらうためです。

この定型文もよく使っているので、表現を変えたくなってきましたが。

 

私は、大津市での事件が再加熱していた頃に、実名さらしに関して、「これは、今後の抑止力になるのでは?」と考えておりましたが、結局、関係のない人まで巻き込んだ、実名さらしだったので、肯定的な意味での「抑止力」ということは、考えないことにしました。

 

「抑止力」という言葉自体、自衛隊は抑止力とか、核武装は抑止力、という使い方もされるので、前向きな言葉かは分からないですが・・・。

 

で、違法かどうか?で言えば、名誉毀損につながる訳で、「違法」だと思います。間違ったことだと思います。でも、「やむなし」じゃあないと思いますが、インターネット関係の法律が変わって、名誉毀損が非親告罪化しない限りは、多分、止まないのじゃないか?と思えます。巻き込まれた人は別ですが、加害者が、親告するとは、考えにくいです。

 

なので私は、たぶん、今後もなくならない・・・ということから、「抑止力」じゃあなくて、「脅威」と捉えることにしました。それがいじめじゃあなくても、社会的な悪。特に、人の感情を刺激することを行ったら、本人のニュースや、実名は、インターネットに留まり、続け、そして、人生の一面は封じられてしまうと思います。就職とか、しにくいでしょう。

 

その起こりうる脅威を伝えていくことが、抑止力じゃないですが、法律等々とは別の、罰というか、重大なダメージを与えることを、今後、伝えていくことが大事だと思います。なかなか、人間の悪の性を前提としたことを、義務教育で教えるのは、難しそうですが・・・。

 

ただ、結局、いじめ、暴行、恐喝等々は、その辺りの引き算的な考え方が出来ない人が起こすと思うので、全てを失くすことは、かなり、難しいと思いますが・・・。