2012年8月15日水曜日

放射農と「放射能で汚染された農作物」を略す暴力性に関して(個人的な見解)。

 

この辺りのツイートが原因で、男前豆腐店のツイッターはちょっと炎上したみたいです。これは、私の超個人的な見解で、また、小学生ぐらいの時から、ずっと考えている事なのですが、本人にそのつもりがなくても、『名称を略する』ということには、常に『暴力性』があると思います。勿論、愛称とかの意味合いもあるのですが、本来の名称を言いやすいように自分勝手に略したり、簡単に言うことは、おこがましいことだと思っています。

 

また、その多くの場合は、何かをバカにした意味合いや、適当に扱っているニュアンスが自然と含まれると思います。私が、そう考え続けてきたのは、小学校時代の体験からです。以下のような「障害児」のことを「がいじ」と略して呼ぶことが、小学生の時に、心を悩ませた部分でした。

障害児のことを「がいじ」と言います。昔はそう言っていたのですが差別用語なので言ってはいけません。障害児(者)を傷つけることはいけないし、障害児(者)の気持ちを考えなくてはなりません。
中学校の息子が学校で、同級生に「がいじ、がいじ」と言われ悩んでるのですが、何か良... - Yahoo!知恵袋

一般的かどうか判りませんが、関西圏(特に大阪に近い地域)の 主に若い子が使う障害者(児)への蔑称です。 いじ=障害児 ようご=養護学校(今の支援学校)の意味です。

「がいじ」にはそれこそ肢体障害から知的障害まで含めた、 「ようご」は知的障害者への差別・蔑称で公式な呼称ではありませんし 私が知っているだけで20年位前にはもう存在していた言葉です。


私の友達は、知的障害者を 『がいじ』と呼びます。 私は差別用語に聞こえますが、 ... - Yahoo!知恵袋

 

この言葉は、ウィキペディアなどには書かれない、かなりローカルなモノですが、確かに、存在していました。近所の子どもは、小学校の時に使っていて、20歳を超えても使い続けているのが、ショックでした。

 

本人の意図とか、良い・悪いに関係なく、私は、『略称』自体のイメージ、原風景が、この差別的な言葉にあるので、スマートフォンを『スマホ』というのも、『アプリケーション』を『アプリ』というのも、根本的には嫌いです。許せないレベルじゃあないですが。

 

なので、私は、食品会社の人が、瓦礫の広域処理に反対される部分は否定しません。私も、広域処理は「本当に必要なのか?」という疑問を持っています。しかし、『放射能に汚染された農作物を略して放射農』というのは、前述の通り、嫌な気持ちになりました。真意がどうであれ、私の中では、適当な、粗雑な言葉の使い方で、世の中を煽る、炎上が起きるだけで、瓦礫問題の本質からは、外れた部分で、誰かを嫌な気持ちにさせるモノだと思いました。

 

事実、私が嫌な気持ちになっております。かなり、個人的なことなのですが、私の心の大事な部分に抵触したので、記事に書いてみました。